ニュース

2019年12月16日

インドネシアで新たに焼却設備を建設、総合的な廃棄物処理サービスを強化

DOWAエコシステムは、子会社のPT. Prasadha Pamunah Limbah Industri(インドネシア共和国西ジャワ州、以下PPLi)において、新たに廃棄物焼却設備の建設に着手し、2021年度中の稼働開始を目指します。


インドネシアは2.5億人を超える人口を有し、積極的な外資誘致とインフラ開発を背景に、安定した経済成長を続けています。一方、様々な産業や社会生活から発生する有害廃棄物を安全に処理できる企業は極めて限られており、特に有害廃棄物の熱分解・無害化を目的とする焼却設備はほとんどありません。

PPLiは現在、インドネシアで唯一許可を受けた有害廃棄物の最終処分場を保有しており、廃棄物の輸送、混合・燃料化、選別・再資源化、廃液処理、埋立処分など、総合的な廃棄物処理サービスを提供しています。


今回焼却設備を新設することで、燃料化や埋立処分には適さない性状の有害廃棄物の無害化処理が可能になり、受け入れ可能な有害廃棄物の幅を広げることで、同社の廃棄物処理サービスをさらに強化していきます。

またこの焼却設備は、当社グループがシンガポールにおいて2017年度より操業実績のある竪型ストーカ方式の設備で、焼却処理時のCO2排出量を従来に比べ大幅に削減することが出来ます。


DOWAエコシステム(株)は2008年度に東南アジアへ進出し、現在インドネシア、タイ、シンガポールおよびミャンマーの4か国で、廃棄物の適正処理や再資源化など環境・リサイクルサービスを提供しています。当社は引き続き、発展するアジアにおいて様々な環境問題の解決に努め、持続可能な社会の構築に貢献していきます。


新焼却設備の概要

設置場所 PPLi本社敷地内
操業開始時期(計画) 2021年度中
処理対象物 有害廃棄物(固形および液体)
処理能力 50トン/日


インドネシアで新たに焼却設備を建設、総合的な廃棄物処理サービスを強化

シンガポールで稼働中の同型焼却炉設備

インドネシアで新たに焼却設備を建設、総合的な廃棄物処理サービスを強化

PPLi外観

このページのトップへ