ニュース

2011年04月11日

DOWAエコシステム株式会社

難分解性有機物質・PFOS廃棄物の処理を開始

PFOS(ピーフォス)含有廃棄物の受入を開始

当社は、同社の産業廃棄物処理拠点において、PFOS(ピーフォス)含有廃棄物の受入を開始します。

PFOS(ピーフォス:ペルフルオロオクタンスルホン酸)は撥水撥油剤や界面活性剤として、半導体、金属メッキの表面処理剤や消火剤に用いられてきましたが、残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約の対象物質として、2009年新たに追加採択されました。これに伴い国内でも、化学物質審査規制法における第1種特定化学物質に指定され、製造・輸入が原則禁止されました。
PFOS含有物の廃棄についても、「PFOS含有廃棄物の処理に関する技術的留意事項」(環境省2011年3月)に則って処理予定の廃棄物を用いて実証試験を行い、適正に分解処理できる事が確認できた事業所で行うこととなっています。

エコシステム千葉株式会社(千葉県袖ヶ浦市)およびエコシステム山陽株式会社(岡山県久米郡美咲町)において、PFOS含有消火薬剤の焼却実証試験を行い、安全に分解処理できることを確認したため、PFOS含有廃棄処理の受託を開始いたします。

今後は、消火薬剤以外のPFOS含有廃棄物の処理についても、排出事業者からの要望に応じて焼却による分解実証実験を行い、処理体制および受け入れ品目の拡充を図っていきます。

今後もDOWAエコシステムグループでは、処理が難しく、特に安全・確実な分解処理が求められる廃棄物の受入を強化・拡大し、環境保全に貢献していきます。当社の環境・リサイクル事業は、社会および顧客ニーズへの幅広い対応を進め、国内のみならずアジアにおけるNo.1の環境・リサイクル会社を目指してまいります。

このページのトップへ