震災復興への取り組み

平成23年3月11日に起きた東日本大震災による津波により、東北3県だけでも約2700万トンの廃棄物が発生しました。

DOWAエコシステムグループでは、震災瓦礫の現地選別、焼却処理、広域処理サポート、がれき運搬を通じて、震災復興支援に取り組みました。


震災復興支援への取り組み

焼却炉の建設と運営

気仙沼ブロック 気仙沼処理区
施主 大成JV
内容 焼却炉の建設・運営
・階上地区 キルン炉(219t/日)
・小泉地区 キルン炉 (109t/日)
期間 2012年12月~2013年11月
処理量 45,000トン
階上地区キルン炉

階上地区キルン炉

日処理量219トンのキルン

日処理量219トンのキルン


選別・破砕・広域処理

気仙沼市 沖の田
内容 現場管理、がれき選別作業、破砕、広域処理事業
期間 2012年12月~2013年11月
処理量 138,000トン
火災防止のため、散水しながらの作業

火災防止のため、散水しながらの作業

地元の方を含めた約100名が作業

地元の方を含めた約100名が作業


焼却炉の建設と運営

気仙沼ブロック 南三陸処理区
施主 清水JV
内容 焼却炉の建設・運営・戸倉地区
ストーカー炉(95t/日×3炉)
期間 2012年9月~2013年10月
処理量 90,000トン
ストーカー炉建設中

ストーカー炉建設中

ストーカー炉の稼動風景

ストーカー炉の稼動風景


広域処理サポート

亘理・名取ブロック(岩沼処理区)
内容 処理先のコーディネート、運搬管理
期間 2012年4月~2013年10月
木くず・柱材の積込作業

木くず・柱材の積込作業

搬出前に不燃物残渣を現物確認

搬出前に不燃物残渣を現物確認


既存炉での処理

千葉県旭市
内容 エコシステム千葉での焼却処理
期間 2011年7月~2012年3月
処理量 1,100トン
既存炉での処理(千葉県旭市)
既存炉での処理(千葉県旭市)

運搬・管理

がれき運搬事業
内容 岩手県宮古市周辺の震災廃棄物を鉄道により東京都内ゴミ焼却施設へ運搬
期間 2011年11月~2012年6月
処理量 13,000トン
コンテナへがれきの積みこみ作業

コンテナへがれきの積みこみ作業

駅からは列車で搬出

駅からは列車で搬出


がれきの運搬は、環境省策定の「廃棄物関係ガイドライン」に基づき、放射線量測定を行い、基準値を超えないものを受け入れ運搬しています。


除染事業サポート

内容 福島県内での本格除染事業で排出された除染物の集荷及び仮置き場までの運搬
期間 2013年6月~
除染事業サポート
除染事業サポート

磁性除染材の開発

「磁性除染材」は、東京慈恵会医科大学(現 了徳寺大学教授)並木先生の、抗ガン剤や治療遺伝子を磁性微粒子に担持させて磁力で患部に誘導するドラッグデリバリーシステムを基本技術としています。

DOWAエレクトロニクス(株)とDOWAエコシステム(株)の研究組織が共同して、大きな吸着表面積、水への分散性、磁力回収に適した粒子サイズを有しつつ、十分な機械強度を持つ材料開発に成功しました。
磁力で容易に回収できる材料であるため、水質浄化の用途に限らず汚染飛灰からのセシウム抽出が単純なプロセスで実現します。

磁性除染材の開発

水田の除染手法開発

農研機構農村工学研究所と共同で福島県内にてホットスポット圏内の水田における除染工法の開発と実証試験に取り組みました。

撹拌(代かき)・回収の様子

撹拌(代かき)・回収の様子

水処理の様子

水処理の様子


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