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2019年10月23日

タイにおける環境・リサイクル事業を大幅に拡充

DOWAエコシステムは、タイの3子会社(Waste Management Siam社(以下WMS)、Bangpoo Environmental Complex社(以下BPEC)、Eastern Seaboard Environ- mental Complex社(以下ESBEC))において、有害廃棄物の焼却処理を拡大するとともに、新たにハイブリッド自動車や電気自動車(以下HV/EV)用の廃電池リサイクルを開始します。

また、廃棄物発電への燃料供給も開始します。

これらにより、タイにおける環境・リサイクル事業を大幅に拡充し、多様化する廃棄物処理・リサイクルニーズに応えていきます。

(1)有害廃棄物の焼却処理の拡大

BPECは流動床式焼却設備と発電設備を保有し、主に非有害廃棄物の焼却処理と熱回収・発電を行ってきました。2017年にはフロンやエアバッグに処理品目が限定された制限付きの有害廃棄物認可を先行して取得し、これらの焼却処理を開始しましたが、今回、タイ当局から有害廃棄物焼却処理の増量認可(固形物30トン/日、廃液60トン/日)を取得しました。これにより、2019年10月から有害廃棄物の受入と処理を大幅に拡大します。今後はさらに発展が見込まれる化学工業分野を中心に、有害廃棄物の廃液や汚泥などの受入を拡大していきます。

(2)HV/EV用廃電池のリサイクルの開始

タイではHV/EV化が進展し、HV/EV用電池の現地生産の拡大が見込まれています。また、それらの変化に伴って、廃電池の適正処理システムの構築が重要な課題となりつつあります。そのため、タイ政府は自動車リサイクルや廃電気・電子製品(WEEE)など、各種リサイクルの制度整備を推進しています。

BPECは、上記の有害廃棄物処理の増量認可取得に合わせて、新たに専用の焼却炉を導入し、2019年10月からリチウムイオン電池などHV/EV用廃電池の熱処理とリサイクルを開始します。廃電池などの有害廃棄物の処理能力拡大を通じて、タイでの適正処理と資源循環システムの構築に貢献していきます。

(3)廃棄物発電への燃料供給の開始

タイでは多くの廃棄物が埋立処分されてきましたが、こうした中、タイ政府は電力固定価格買取制度(FIT)や再生可能エネルギー規制の見直しを進めており、廃棄物の燃料への活用が急速に進んでいます。

廃棄物発電所プロジェクトの1つを進めているのが、WHA Utilities and Power Public Company Limited社とGlow Energy Public Company Limited社、SUEZ社の合弁企業であるChonburi Clean Energy Company Limited社(以下CCE)です。同社はタイ東部のチョンブリ県に最新の廃棄物発電技術を導入した8.63MWの発電所の建設を進めており、2019年末に工業系の非有害廃棄物の受入と商業運転を開始する予定です。

WMSはタイ国内に複数の輸送拠点を保有し、BPECおよびESBEC向けに年間約22万トン(2018年実績)の 廃棄物を集荷しています。今回、グループのネットワークを活用し、CCEの新発電所の燃料として年間約10万トンの非有害廃棄物の供給を開始する予定です。これによりタイにおける「埋立処理ゼロ化」ニーズへの対応も拡大していきます。

また、WMSはさらなる顧客の利便性向上を図るため、既存のBPECやESBECと連携することにより、それぞれの処理拠点が相互にバックアップできる安定的な廃棄物の受入体制を強化していきます。


DOWAグループは、廃棄物の適正処理や再資源化など、環境・リサイクルサービスの強化を引き続き推進し、持続可能な社会の構築に貢献していきます。



タイにおける環境・リサイクル事業を大幅に拡充

BPEC外観

タイにおける環境・リサイクル事業を大幅に拡充

ESBEC外観

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