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2016年02月24日

エコシステム山陽 低濃度ポリ塩化ビフェニル(PCB)廃棄物処理施設の処理能力が増強されました

エコシステム山陽株式会社は社会問題化している微量のポリ塩化ビフェニル(PCB)に汚染された廃電気機器等の焼却施設の操業を平成23年10月より開始しました。これまで約4万t超の廃電気機器等の無害化処理を進めてきた中で培ってきたノウハウや設備の特徴を活かし、PCB廃棄物処理促進へさらなる貢献をするため、処理能力を増強するための申請を行ってまいりました。この申請が、平成28年2月23日付で岡山県から許可されました。これにより、平成39年3月を法定期限とするPCB廃棄物の処理にむけ、より多くのご要望に応えることができるようになりました。また、処理の対象が微量PCB汚染廃電気機器等と限定されていましたが、今回の更新で処理対象物が低濃度PCB廃棄物へと拡大されました。

【取り扱う特別産業廃棄物の種類の変更】

種類 変更前 変更後
PCB汚染物
PCB処理物
これらのうち微量PCB汚染廃電気機器等に限る。 これらのうち低濃度PCB廃棄物に限る。

【処理能力の変更】

種類 変更前 変更後
PCB汚染物
PCB処理物
48t/日(24時間) 60t/日(24時間)

エコシステム山陽では引き続き、低濃度PCB廃油を処分するため、品目追加の申請を行っています。

また、DOWAエコシステムグループでは、エコシステム山陽(岡山県)の他、エコシステム秋田(秋田県)、エコシステム小坂(秋田県)、光和精鉱(福岡県)にて、低濃度PCB廃棄物の処理を行っています。さらに、最適な処理スキームを実現するため、エコシステム秋田では新たに建設した専用炉において、低濃度PCB廃棄物の無害化処理認定を申請中であり、排出事業者様のさらなる利便性向上を目指してまいります。


今後ともPCB特措法の目的に沿って、確実かつ安全に多様な低濃度PCB廃棄物の処理を進め、平成39年3月を法定期限とするPCB廃棄物の処理推進へ更に貢献してまいります。

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