鉄粉法による分解浄化
トリクロロエチレン(TCE)などの有機塩素化合物は、鉄粉との反応により分解されます。
ここが違う!
電子顕微鏡写真
- DOWAグループが独自に開発し、改良を重ねた土壌浄化用鉄粉です。
- 多孔質で比表面積が2~4平方メートル/gと大きく、反応性に富んでいます。
- cis-1,2-DCEなどの一般の鉄では分解困難な物質でも分解可能です。
土壌浄化用鉄粉は汚染源そのものを直接浄化します。
浄化法比較
| 浄化法 | 高濃度汚染 | 低濃度汚染 |
|---|---|---|
| DOWAグループの鉄分解 | ○ | ○ |
| 一般の鉄分解 | × | ○ |
| バイオレメディエーション | × | ○ |
| 酸化分解 | ○ | ○ |
| 熱処理 | ○ | ○ |
| 浄化法 | PCE | TCE | c-DCE | MC | DCM | VC |
|---|---|---|---|---|---|---|
| DOWAグループの鉄分解 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 一般の鉄分解 | ○ | ○ | × | ○ | × | × |
| バイオレメディエーション | ○ | ○ | △ | × | × | △ |
| 酸化分解 | ○ | ○ | ○ | × | × | ○ |
| 熱処理 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
鉄粉法による分解浄化
ゼロ価の鉄粉による還元分解によって、TCEは最終的に無害なエチレンと塩素イオンにまで分解されます。
DOWAグループの土壌浄化用鉄粉
DOWAグループの土壌浄化用鉄粉を使用した場合の分解経路は、一般的な分解経路とは異なり、アセチレンを経由したものが主となります。すなわち、c-DCE・VC等の有害な中間生成物の蓄積が起こりません。
あるサイトでの浄化例
分解は擬一次反応で示され、対土壌重量比1%程度の鉄粉添加で半減期は1-2週間です。
掘削せずに根本的に浄化したい
3軸オーガーを使った浄化
- 大型3軸オーガーを用いたDIM工法®(Direct Iron Mixing)を使用します。
- 掘削せずに地中で混合するので、安価で実績も多数あります。
- DIM工法®はエコシステムエンジニアリング株式会社と共同開発しています。
3軸オーガーを使った浄化
操業中の工場内で汚染部を除去したい
低空頭型オーガーを使った浄化
- 作業スペースの小さな低空頭型オーガーによってDIM®工法を摘要します。
低空頭型オーガーを使った浄化
場内で目に見える形で管理したい
土壌改良機を使った浄化
- 対象土壌を掘削し、地上で鉄粉と機械的に混合します。
- 浄化確認後に埋め戻しを行うため、確実度がさらに高まります。
土壌改良機を使った浄化
敷地境界からの汚染拡散を防止したい
透過性浄化壁(PRB)を使った浄化
- 汚染地下水の下流に鉄粉壁を設置し、汚染物質を壁内で化学的に分解します。
- 自然の地下水流動を利用するため、メンテナンスフリーでしかも安価な技術です。
- PRB®(Permeable Reactive Barrier)は、カナダのETI(Envirometal Technologies Inc.)から導入した技術で、台湾国内における実施許諾を得ています。
透過性浄化壁(PRB)を使った浄化

